PR
Search
Calendar
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< November 2017 >>
New Entries
Recent Comment
Category
Archives
Profile
Links
mobile
qrcode
RSSATOM 無料ブログ作成サービス JUGEM
「またね」を守れる大人に(第22陣参加生徒の感想文1)
0
    「またね」を守れる大人に
     
    明治学院東村山高校1年 黒崎夏帆


     
     私が今回のボランティアを志望した理由は、小学校に入学するまでの4年間を過ごした仙台に行き、少しでも被災地や被災者の力になりたいと思ったからです。東日本大震災が起こった時、小学5年生だった私は、テレビで津波の映像を見て、かつて住んでいた所に起きていることだとはとても信じられず、ただただ恐ろしく、友達は無事だろうかと不安な気持ちで一杯になりました。母が仙台の友人に連絡をとると、「ライフラインが止まりお風呂も入れない。食料品も不足していて、お米も底をつきそう」とのことでした。「それでも、命が助かったことを感謝しなくてはいけない」と言っていたそうです。母はお米や食料品を仙台に送ったりしていましたが、子どもの私には、何をすることもできないと感じていました。明治学院東村山に入学し、東北ボランティアがあることを知った私は、被災地の現状を自分の目で確かめる機会を得ました。震災から4年以上が経ち、テレビや新聞では復興が進んでいる様子が伝えられていますが、実際はどうなのか、映像に映らない部分をしっかり見てこようと思い志望しました。そして、参加して感じたことは、マスメディアの情報が全てではないということです。




     家族で海水浴に訪れていた楽しい思い出の地・荒浜は、防風林が倒れており、辺りは一面草だらけの姿に変貌していました。家はぽつんぽつんとしかありません。海水浴シーズンには、自宅の庭を駐車場やシャワーとして貸していた家が多く、私も利用したことがあったのですが、その家の人達の安否を思うと悲しみがこみ上げてきました。




     東松島で津波の被害を受けた家に入ると、ガラスが飛び散り、泥だらけで、たんすからはみ出た洋服や、ぬいぐるみが転がっていました。そこに住んでいた人々の命や生活が一瞬で失われてしまったことがわかり、とても辛くなりました。



     大川小学校を案内してくれた方が「ここで起きたことは、ここにいた人にしかわからない。」とおっしゃっていました。一度や二度、被災地に行っただけで、そこにいた人達の気持ちがわかるわけがないということです。たった一度のボランティアで全てをわかった気にならず、何度も被災地に足を運んで、自分の目で見ることが大切であると感じました。



     笹屋敷の子ども達は、私達に輝く笑顔を見せてくれました。震災当時は笑顔も消えていたそうですが、年月を経て、元の元気な子ども達に戻ったそうです。私達ボランティアが、子ども達のためにできることは、共に笑い、楽しい思い出を沢山作ってあげることだと思いました。「『またね』を守れる大人になってほしい」という佐藤先生の言葉がとても心に残っています。ボランティアの人が、別れ際に言う「またね」という言葉を、子ども達は多分信じていないだろうということでした。実際に、一度きりで来なくなるボランティアが多いからだそうです。私は「またね」の約束を守れる大人になりたいと思います。




     仮設住宅では「荒浜の母さん」こと孝子さんとの出会いがありました。孝子さんは津波で全てを失ってしまったそうですが、辛い顔一つ見せず、笑顔で、震災の話をしてくれました。仙台七夕祭りで、手作り布小物を販売するというのでお手伝いをさせて頂きました。声が枯れる程呼び込みをして、たくさん売れて品物が少なくなった時は、私も本当に嬉しく、孝子さんのような笑顔になることができました。孝子さんからパワーをもらった気がします。




     仙台平和七夕では、平和を願い、折り鶴のレイ配りをしました。「平和を祈る七夕市民のつどい」代表の油谷さんのお話を聞いて、戦争がどれだけ恐ろしいか、改めて考えさせられました。二度と戦争が起きることがないように、戦争の悲劇を忘れることがないように、このような活動を続けていくことが大切だと感じました。





     私は、今回のボランティアで、復興にはまだまだ時間がかかるだろうと実感しました。「ボランティアは微力だけれど、無力ではない」という言葉を心に留め、自分にできることを続けていこうと思います。そして「またね」の約束をした子ども達と再会を果たしたいです。

    posted by: とび | 第22陣(2015年8月) | 23:02 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
    スポンサーサイト
    0
      posted by: スポンサードリンク | - | 23:02 | - | - | - | - |
      佐藤先生へ。東北のこと、本当に頭がさがります。冬にも東北に行かれるのでしょうか。大川小学校にも行かれるのでしょうか。私は5月と8月に大川小学校に行き、遺族の方々からお話をお聞きしました。遺族のお話を直接聞いて欲しいと思います。
      | 横山厚志 | 2015/09/05 10:27 PM |









      この記事のトラックバックURL
      http://mghv.jugem.jp/trackback/686
      トラックバック