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今の自分にできること(第28陣参加生徒の感想文5)
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    今の自分にできること

    明治学院東村山高校3年 黒崎 夏帆

     

     

     私が夏の東北ボランティアに参加するのは今回で三度目です。志望した理由は、今までのボランティアを通して、継続していくことの大切さを学んだからです。1、2年生の時は、仙台の子ども達とふれあったり、仙台七夕で折り鶴のレイ配りをする等の活動をしてきたのですが、今年は石巻と東松島のボランティアに参加しました。

     

     

     今回のボランティアでは、初めて訪れる場所がいくつもありました。東松島市の「写真で伝える被災地」事務所の中村綾杜君と千葉柊輝君は、自分と同じ高校3年生とは思えないほどしっかりとした考えを持っていました。事務所の運営に関し、金銭的なことも企画も全て自分達でやっているそうです。少しでも被災地のことを知ってもらいたいという気持ちで、新しいことを始める行動力は、本当にすごいと感じました。私も自分で考え、それを行動に移すことができる人間になりたいと思います。彼らは、「宮城だけでなくていい。他の県にも大変な所はあるから手伝ってほしい。そして、震災が起きたことを忘れないでほしい。」と言っていました。私も微力ではありますが、募金などで関わっていきたいです。

     

     

     私は、今回のフィールドワークの時に、先生から、「ここは何が起こった場所なのか説明してみて。」と言われたのですが、皆にわかるように説明することができませんでした。私にとって、フィールドワークは三度目であり、東北ボランティアから戻る度に、自分の目で見てきたことを周りの人に伝えていきたいと言ってきたのにも関わらず、きちんと説明できなかったことを情けなく感じました。被災地について正しく伝えていくことを今後の課題として、今まで以上によく見て、よく聞いて、これからもボランティアを続けていこうと思います。

     

     

     3年間を通して、私は宮城で多くの人に出会うことができました。そして、色々なことを教えていただきました。皆さん、辛い経験をしてきたというのに私達のことを温かく受け入れて下さり、沢山話しかけてくれたことに感謝しています。

     

     

     私は、来年大学生になりますが、アルバイトをして自分でお金を貯めてボランティアに参加したいです。また、家族旅行として宮城を訪れたいと思います。私達家族にとって、宮城県は震災前に4年間を過ごした大切な場所でもあるからです。まだ一度も被災地を訪れたことがない人は、是非行って欲しいです。行こうという気持ちになってもらえるよう、私が見たこと、聞いたことを伝え続けていきたいと思います。

     

    posted by: とび | 第28陣(2017年7月) | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    子どもたちとの再会(第28陣参加生徒の感想文4)
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      子どもたちとの再会

      明治学院東村山高校2年 前澤紗良

       

       

       復興が確実に進んでいる。2度目の地に立って私は思った。

       

       私は今年の夏、2回目の東北ボランティアに参加しました。理由は、被災した所が一年を経てどう変わったのか。去年一緒に遊んだ子どもたちと交わした、「また来年会おうね」という約束を果たすためです。また、去年はあまり積極性がなかったので、そこを反省点として克服したいと思ったからです。

       

       

       一日目のフィールドワークでは、去年も行った場所にまた訪れることができました。大川小学校や「がんばろう!石巻」看板などです。大川小学校は去年と特に変わりはなく、少し花がふえているなと思いました。大川小学校の悲惨な跡を見ると、震災を思い出させられます。今でも遺族の方々が、学校側にもっとちゃんとした避難の仕方があったはずだ、と裁判をしているそうです。どんなに裁判をしてもどんなに訴えても、裁判に勝ったとしても、遺族の方々の気持ちは癒えません。亡くなった子どもたちは帰ってきません。命は何にも代えられないのです。この姿を学校のみんなにも生で見てほしいと思いました。

       

       

      「がんばろう!石巻」看板付近は去年と同様「ど根性ひまわり」がありました。何度みてもその力強さに感動します。周りの道路はかなり整備されており、去年はまだ骨組みであった復興住宅は立派な建物になっていて驚きました。周りも少しずつ工事をはじめ、去年よりも思いのほか復旧が進んでいて嬉しかったです。岩沼市の千年希望の丘、名取市の旧鈴木邸、仙台市の荒浜小学校、旧野蒜駅、おのくんハウスは初めて訪れました。どの場所も震災を忘れないでほしいという気持ちが伝わってきました。今回のフィールドワークは2回目ということもあり、去年とは違った角度で考えることができました。

       

       

      また、子どもたちともたくさん遊ぶことができました。去年も会った子どもたちとまた再会することができて、本当に嬉しかったです。向こうも私のことを覚えててくれたりして、来て良かった、約束を果たすことができて嬉しいと心から思いました。子どもたちはいつ見ても元気で一緒にいて楽しかったです。去年よりも何倍も楽しく過ごせました。

       

       

      「命のかたりべ」の高橋匡美さんのお話は心に残りました。実際に震災で両親を亡くした高橋さん。このことをきっかけに毎日の生き方が変わったとおっしゃっていました。今まで16年間、私が家族や友達と一緒にすごせていたことがどんなに幸せだろう。今まで過ごせたことは奇跡だと思います。今すぐ家族、友達に、いつもありがとうという感謝を伝えたいです。

       

       

      写真で伝える被災地にも訪れました。私の一つ上の中村さんと千葉さん。震災がおきた当初から被災地の写真を撮り続け、今でも写真で伝えています。ずっと本部に行ってみたかったので嬉しかったです。年もあまり変わらない中、写真を撮ろう、残そうという考えを持つことがすごいなと思いました。このような活動をしているということを少しでも多くの人に伝えたいと思いました。

       

       

      東松島市のあおい東集会所では、あおい地区に住んでいるお年寄りの方々と交流しました。一緒に素麺を食べながら様々なお話を聞くことができました。ずっと子どもたちと遊んでいたので、大人の方々とこうしてお話をすることは新鮮で、とても貴重な経験になりました。このあおい地区の方々は津波で家が流され、もう住めないことから移住してきた方々がほとんどだといいます。だからこそこのような交流会がとても大切だと思いました。「一緒に話をしてくれるだけでも、十分なボランティアなんですよ」と、地区会長の小野さんがおっしゃっていました。この言葉は私の心に大きな衝撃を与えました。そうか、これもボランティアっていうんだ、と。私はこの言葉を一生忘れません。

       

       

      地域の方々は暖かく、優しい方ばかりでした。多くの貴重なお話を聞けて嬉しかったです。最後に私たちが一人一人挨拶をしている時も、みなさんは真剣に聞いてくれて暖かい目で見ていただいて嬉しかったです。そして、最後に「ありがとう」とみなさんが言いながら、大きな暖かい拍手を送っていただいた時、私は思わず涙がこぼれそうになりました。なんて素晴らしい人がここにいるんだろう、本当に来て良かったと心から思い、感動しました。

       

       

      今回のボランティアの4日間はとても内容が濃く、一つ一つの出来事が今でも新鮮に思い出されます。これからも何度も足を運んで見守り続けて行きたいです。

       

       

       

      posted by: とび | 第28陣(2017年7月) | 10:06 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      人と人とのつながり(第28陣参加生徒の感想文3)
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        人と人とのつながり

        明治学院東村山高校3年 遠藤梨帆

         

         

         私が今回東北ボランティアに参加した理由は二つある。

          一つ目は、現在の日本の状況を自分の目で見て確かめたいと思ったからである。百聞は一見にしかずという言葉の通り、礼拝での東北ボランティアに参加した友達の話の中で「実際に現地に行って見ないと分からないことがたくさんある」と聞いて、自分に関わりのある場所のことを知りたいと思い、とても興味を持ち始めた。二つ目は、少しの力でも人のために活動したいと思ったからである。「ボランティアは微力だけれど無力ではない」という佐藤先生をはじめ、参加者の言葉から、自分の力はとても小さなものだけれど、少しでも東北の人々の役に立ちたいと強く思った。

         

         

           実際に初めて東北に訪れるまでは、東日本大震災というのはどこか自分の中で他人事みたいな感覚があって、震災の被害をテレビや新聞などで見たり聞いたりしていてもうまく考えることができなかった。現地でのフィールドワークによって、その場所にかつては人が住んでいて唐突にその生活が奪われてしまったんだと痛感した。亡くなられてしまった方々の命を無駄にしないためにも、被害の状況をしっかり把握し、東北だけでなくその他、自然災害にあった地域のことを他人事としないことが大切だと思った。

         

         

          中村君と千葉君たちの「写真で伝える被災地」という活動を知り、本格的なメディアでなくても自分の身近な道具を使って、震災のことを伝える手段があるのだということを学んだ。自分が見てきたことを直接伝える以外にも、SNSに投稿することも力になると聞いた。私にできる数少ないことの一つであるから、二人のような活動をしている人たちを応援し、震災を実際に体験したわけではないけれど、私という立場から現地を捉えて伝えていきたいと思った。

         

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          擬似喪失体験でお話ししてくださった語り部の高橋匡美さんが背中を押してくださったおかげで女川町出身の父と一緒に震災のことを含めて故郷について聞いたり、訪れたいと伝えることができた。私のボランティア活動の話を聞いた祖母も東北に訪れたいと言い、私の進学先が決まって落ち着いたら、家族みんなで東北に足を運ぼうと約束した。

         

         

           私は今まで、震災は人々に悪い影響しか与えないものだとばかり思っていた。しかし、震災に関する資料館や被災した小学校に展示されていた東北の人々のために作った横断幕や、小野駅前仮設住宅集会所でおのくんというぬいぐるみを通して初めて知り合ったという人たちを実際に見て、震災は人と人との繋がりをつくるものだと思った。

         

         

          今回ボランティアに参加したおかげで、今生きているということ、何気なく過ごしてきた毎日がどれほどありがたいことなのか実感することができた。今回の活動を含め震災を通して出会うことができた人たちに感謝して、その人たちとの関わりを大切にしていきたい。そして、また東北に訪れた時は再び会いに行こうと思う。

         

        posted by: とび | 第28陣(2017年7月) | 18:31 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        心に残った言葉(第28陣参加生徒の感想文2)
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          心に残った言葉

          明治学院東村山高校3年 山岸展子

           

           

            私が今回ボランティアに参加したのは、礼拝での活動報告を聞いて「自分もいつか参加してみたい」と思ったことがきっかけでした。2日目に訪れた「写真で伝える被災地」事務所を訪問した際、千葉柊輝くんが「今はまだ復興ではなく復旧だと思う」ということを話して下さいました。復興とはいったん衰えたものが、再びもとの盛んな状態に返ること。復旧とは壊れたり傷ついたものを、もとの状態にすることをいいます。1日目のフィールドワークで移動中のバスから見た風景は、想像していた以上に震災当時の状況を感じさせない街並みでした。その時何も知らない私は、復興が進んでいるのだと勝手に思い込んでしまいました。しかしそれらは被災したほんの一部の地域で、今でも居住制限区域に指定されている場所もあれば、被災した当時から変わりのない場所がまだまだあることを知り、まだ復興ではないのだと知ることができました。

           

           

            今回私達28陣と行動を共にしてくれた末永克さんは、「実際に震災を経験した人としていない人では震災に対する想いに違いがある。そして震災から6年以上が経った今、震災を経験した人、震災当時の状況を見た人がどんなに震災当時の状況がひどく大変だったと言葉で伝えようとしても伝えきれなくなってきている。」と教えて下さった。確かに震災を経験していない私達が当時のことを被災した方と全く同じように理解することは難しいかもしれません。だからこそ私達にできるのは、自分たちが見た東北の現状や感じたこと、想ったことをそのまま多くの人に伝えていくことだと思います。まだ東北に行ったことのない人にもまずは実際に足を運んでもらいたい。ボランティアという形でなくても旅行でもなんでもいい。そこで感じたことを忘れずにまた多くの人に伝えていってほしいと強く思います。

           

           

            私達は何気なく「被災地」という言葉を使ってしまいがちです。しかし「被災地」という場所は存在しません。石巻、仙台、東松島、名取、岩沼。1つ1つの地域には名前があります。「被災地」ではなく「東北」という素敵な場所をもっともっと知りたい。心からそう感じた4日間でした。

           

          posted by: とび | 第28陣(2017年7月) | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          当たり前だと思っていることが当たり前ではないということ(第28陣参加生徒の感想文1)
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            当たり前だと思っていることが

            当たり前ではないということ

             

            明治学院東村山高校1年 田崎 結菜

             

             

             今回初めて東北ボランティアに参加しました。私がこのボランティアに参加したいと思ったきっかけは、朝の中学礼拝で高校生の先輩方がボランティア報告をしている時に皆さんが口を揃えていう言葉です。

            「実際に被災地に行ってみないとわからないことが沢山ある。」

            この言葉を聞いて、「確かに私はテレビなどで被災地の映像を見ているけれど、本当は分かっていないのだなぁ」と思ったのです。今年度、高校生になり、ボランティアに参加するチャンスが与えられました。私は現地の様子を実際に自分の目で見て感じ、沢山の人との交わり、自分のほんのひと握りの力が被災地の方々の助けと励ましになったらいいなと思い、このボランティアに参加しました。

             

             

             実際に被災地に行って、6年経った被災地を目にしました。そしてまだ復興していないことがわかりました。私もニュースなどで目にしていた大川小学校にも行きました。大川小学校からは海も見えないし、私があの場所にいたとしても、津波が来るなんて思わなかったと思います。そして、誰も想定できない波の流れから沢山の児童と職員が亡くなりました。教室も壁が破られ中身が丸見えでした。連絡通路の部分は波が来たとわかるくらいに折れ曲がっていました。ほんとに自分の目で見ないとわからないのだな、今まで復興してきているという大きな勘違いをしていたのだなと思いました。

             

             

             旧鈴木邸では人が住んでいたことが生々しく傷跡として残っていました。一階部分はぐちゃぐちゃに壊されていて、家の組み立て部分が見えていました。また、皿の破片なども落ちていて、津波の力の強さを肌で感じることが出来ました。

             

             

             いしのまきっこ広場では石巻の子供たちと遊ぶことがボランティアのメインでした。最初に子供との触れ合い方の説明を聞いた時、私は一緒に仲良く出来るかとても不安でした。でも、流し温麺や水遊びをして仲良くなることが出来ました。最初は戸惑って自分から話に行くことが出来なかったけど、子供たちがいっぱいお話してくれて最終的に仲良くなることができたと思います。たった1回で出会いを終わりにしたくなくて、またみんなに会いたいなと思いました。その時は覚えてくれてたら嬉しいです。

             

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             3日目に私は今までしたことのないような経験をしました。それは擬似喪失体験というものです。実際に被害にあわれた方からお話を伺いました。話自体を聞いていろいろな姿を想像して自分と当てはめながら話を聞いていました。その当時の画像を見た時、私は「戦争の後のようだ」と思いました。研修旅行で広島に行った時とはまた違うリアルな感情に溢れて苦しかったです。擬似喪失体験では大切なものや人を自分の手で切り裂くという残酷なことを自分で犯した辛さとともに無くなってしまうという喪失感に襲われました。

             

             

             また、「写真で伝える被災地」事務所では、震災を体験した高校三年生の方からお話を伺いました。そこでわかったことがあります。それは復興したわけではなくまだ復旧状態であるということです。実際に私が目で見たのは6年経った被災地の姿です。だけど、写真があれば当時の様子が少しでも伝わると思いました。高校三年生とは思えないほど強い志を持っているということに感動しました。

             

             

             私が色んな人に伝えることが出来るのなら、「行ってきます」「行ってらっしゃい」などの挨拶、当たり前のようにしていることが本当は当たり前ではないこと、を伝えたいです。このボランティアをすることが出来たのはエマオの皆さん、先生方、両親、現地の方々...沢山の方達のおかげです。私たちに関わってくださった方々にたくさんの感謝の気持ちを忘れずにしたいなと思います。ありがとうございました! また絶対にボランティアに参加したいなと思います。

             

            posted by: とび | 第28陣(2017年7月) | 16:58 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            7月29日、東松島市あおい地区でイベントを開きました。
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              28陣の最終日は東松島市の集団移転地区にある、あおい東集会所で流し素麺大会を開く予定だったのですが、あいにく雨天のため、そうめん流しは断念して、わんこ素麺大会に変更することにしました。あおい3丁目自治会の皆さんと、あおい地区会の皆さんと一緒に素麵をゆでて、お椀に盛り付けてゆきました。

               

               

              準備が出来たので、皆さんと一緒にいただきますをしました。

              「美味しい!」と言って、5杯以上食べてくれた小学生の子どももいました。

               

               

              食べ終わったあとはお茶っこタイム。みなさんと交流しながら美味しく食事することが出来ました。

               

               

              イベントを無事に終え、あおい地区会会長の小野竹一さんから、震災後の新たなまちづくりについてお話を伺いました。「日本一の町を作ろう!」と目標を立て、まちができる前から自治会を結成してルールをつくり、行政をも動かしてまちづくりを進めていった姿に感銘を受けました。ぜひまたこのステキな町を再訪したいと思います。


              明治学院東村山高校有志ボランティア・チーム第28陣は4日間の活動を終え、東京に帰着しました。微力な私たちを温かく送り出して下さった皆様と、送り出して下さった皆様に感謝いたします。ありがとうございました!
              8月3日には第29陣が東北へ向かいます。引き続き応援よろしくお願いいたします(^o^)/

               

              posted by: とび | 第28陣(2017年7月) | 23:38 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              出会いの不思議を思う
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                出会いの不思議を思う

                 

                明治学院東村山高校有志ボランティア・チーム代表 佐藤飛文

                 


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                「あなたのふるさとはどこですか? わたしのふるさとは石巻市南浜町という所です。」

                2017年7月28日、石巻栄光教会で開かれた「擬似喪失体験プログラム」で、かたりべの高橋匡美さんが高校生たち(明治学院東村山高校有志ボランティア・チーム第28陣の生徒10名)に向けて語り始めた。証言とスライドが進むにつれて、ひょっとしたらこの方は、私が間接的に知っている南浜町の「きょうみさん」なのではないかと思うようになり、それは確信へと変わって行った。

                 

                 

                 今から5年前の2012年8月1日、明治学院東村山高校有志ボランティア・チーム第8陣の生徒11名と一緒に、石巻市内の被災地域を歩いた。門脇町の山形屋商店、津波と火災で被災した門脇小学校、「がんばろう!石巻」看板、第6陣が卒業アルバム探しをした南浜町の集合住宅を訪ねたあと、日和大橋へ向かって歩いた。すると、ある家の前で生徒の一人が立ち止まり、「先生、あの柱に『お母さん、会いたいよ…』って書かれています」と教えてくれた。

                 

                 

                玄関の近くに行ってみると、柱や壁にたくさんのメッセージが書かれていた。

                 

                 

                「お父さん いつも優しくしてくれてありがとう。

                お母さん いつも見守ってくれてありがとう。きょうみ」

                 

                 

                「お母さん お父さん もう一度だけでいい 会いたいです。匡美

                 さびしいです。苦しいです。辛いです。」

                 

                 

                「家を片付けてくださった皆様

                 本当に有難うございました

                 頑張ります」

                 

                 これらのメッセージを生徒たちと一緒に見ながら、失ったものの大きさを追体験し、その悲しみをこらえて頑張ろうとするご遺族のことを思い、涙を流した。ここで写真を撮って良いのだろうかと迷ったが、どうしても記録に残しておきたくて、祈りをささげてから撮らせていただいた。

                 

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                 証言が終わり、質疑応答の時間になったときに質問をした。「私は5年前に生徒たちと一緒に南浜町を歩いた時に、お母さん・お父さんへのメッセージが壁に書かれている家を見たのですが、それは匡美さんのご実家ですか。」やはりその通りだった。

                 許可も得ず勝手に写真を撮ったことを詫びながら、その時に撮った写真を匡美さんに見せた。匡美さんもご自分が書いたメッセージと6年ぶりに再会して、とても驚いていた。家を解体するとき、立ち会おうとも思ったのだが、家族に止められて叶わなかったという。両親を一度に失った匡美さんは、喪失感と孤独感に苦しむ中で、悲しみが次第に怒りに変わって行ったという。悲しみを語りあうグリーフケアを受け、東日本大震災風化防止スピーチコンテストに誘われて応募し、宮城県代表に選ばれて全国大会に出場、ニューヨークでもスピーチをおこない、2015年から「東日本大震災 命のかたりべ」を始めたのだという。

                 第8陣が2012年に見つけた、南浜町の家の壁のメッセージ。その家は今は解体されてしまい、写真でしか残っていない。しかし、5年後の2017年の第28陣で、そのメッセージを書いた匡美さん本人にお会いして、お話しを聞くことが出来た。第8陣から第28陣へと、出会いのバトンが渡されたのだ。出会いの不思議を思った。

                 

                posted by: とび | 第28陣(2017年7月) | 11:20 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                7月28日、釜会館でいしのまきっこ広場を開きました。
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                  7月28日のいしのまきっこ広場は、宮城県石巻市築山にある釜会館でおこないました。築山は最近まで被災者支援センター・エマオ石巻の拠点があった場所であり、第1陣が2011年5月に泥出しをしたアパートの近くでもあります。この日は10名の子どもが参加してくれました。

                   

                   

                  みんなでラジオ体操をしたあとは、自己紹介も兼ねて「動物交差点」というネイチャーゲームをしました。自分の背中につけられた生き物が何かを、周りの人たちに質問しながらあてるゲームです。結構当てるのが難しい動物もあり、みんなでいろいろなヒントをあげて、やっと全員正解することができました。

                   

                   

                  ネイチャーゲームのあとはお勉強タイム。子どもたちが持ってきた夏休みの宿題やドリルなどに取り組みました。

                   

                   

                  お昼はみんなで石巻焼きそばとたこ焼きを作りました。タコやキャベツやニンジンなどを切って、焼いてゆきます。

                   

                   

                  ホットプレートを同時に使ったのでブレーカーが落ちてしまったといったハプニングもありましたが、一回目、二回目、三回目と焼く回数が増えてゆくにつれて上手く焼けるようになり、みんなで美味しくいただくことが出来ました。

                   

                   

                  午後はプールを用意して、まずはみんなでヨーヨーを作りました。専用のスポイトを使ってヨーヨーに水と空気を入れるのですが、せっかく膨らましても、最後に輪ゴムと留め具をつけるのに失敗してしまうこともあります。失敗を重ねながら、みんなでたくさんヨーヨーを作って、ヨーヨー釣りをしました。

                   

                   

                  ヨーヨー釣りの次はスーパーボールすくい。お気に入りのスーパーボールを一生懸命に探して、すくいとってゆきました。

                   

                   

                  そして最後はみんなびしょ濡れになって水遊びをしました。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、再会を約束して閉会となりました。また遊ぼうね!

                   

                   

                  posted by: とび | 第28陣(2017年7月) | 22:44 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  「写真で伝える被災地」事務所を訪ねました。
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                    7月27日の夕方、2日後に流しそうめんをする東松島市あおい3丁目でチラシを全戸配布しに行きました。その後、同じ市内にある「写真で伝える被災地」事務所を訪ね、代表の中村綾杜さんと会計監査の千葉柊輝さんから活動報告を聞きました。私たちが「写真で伝える被災地」と出会ったのは今年の3月11日、大森の石巻マルシェでのイベントでした。その後、春の第27陣で事務所を訪ねましたので、今回は2度目の訪問になります。

                    2人が口をそろえて語っていたのは、「被災地はまだ復興していない。復旧しただけだ。」という言葉でした。メンバーの多くが大学受験や就職活動を控えているため、しばらくは東北事務所は活動を休止し、今後は東京事務所を中心に活動を展開してゆく計画だそうです。被災地でできることと、東京でできることを、これから一緒に考えてゆきたいと願っています。

                     

                    posted by: とび | 第28陣(2017年7月) | 06:12 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    石巻栄光幼稚園でいしのまきっこ広場を開きました。
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                      2017年7月27日、第28陣の2日目は石巻栄光幼稚園で「いしのまきっこ広場」を開きました。幼稚園の年長さんから小学校6年生まで、13人の子どもが来てくれました。

                      元気にラジオ体操をして、自己紹介も兼ねてなんでもバスケットをした後は、お勉強タイム。難しいところは高校生のお兄さん・お姉さんにヒントを教えてもらいながら、夏休みの宿題などをみんなで解きました。


                       

                      お昼は毎年恒例の流しそうめん大会。いつもは雨どいでしているのですが、今回はNPO法人ゆつけっちゃの末永克さんが竹を持ってきてくださったので、みんなで竹を割って加工することから準備をはじめました。

                       

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                      一方、お料理チームはそうめんをゆでたり、キュウリを切ったりして準備を進めます。

                       

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                      準備が完了したので、流しそうめんのはじまり!

                      そうめんの他にも石巻の十三浜のワカメを使った「わかめうーめん」や、東松島の大曲浜の海苔を使った「のりうどん」、ミニトマトやキュウリや枝豆、ブルーベリーやぶどう、アロエやナタデココも流しました。


                       

                      おなかいっぱいになった子どもたちは、今度は高校生たちのためにそうめんをながしてくれました!


                       

                      みんなで後片付けをしたあとは、水遊びをしたり、宝探しゲームをしたりして、楽しくすごしました。

                      明日は釜会館で「いしのまきっこ広場」を開く予定です。また遊ぼうね!


                      posted by: とび | 第28陣(2017年7月) | 22:35 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |